購入後約1年経過したころからスクロールホイールの挙動がおかしくなってきました。スクロールさせると画面が引っかかったように上下にガクガクしてしまいます。正直ストレスがハンパないです。
この製品は2年保証であるため早速ロジクールのサポートに連絡しました。チャットでのやり取りの結果新品を送っていただけるとのことです。今あるものについては破棄してくださいとのこと。
どうせ捨ててしまうなら分解して直せるか試してみようと考えました。以前同じメーカーのマウスがチャタリングを起こす現象が発生した時は秋葉原にオムロンのスイッチを買いに行き交換修理したこともあります。分解はまぁまぁ結構得意な方です。
分解手順の解説
作業にあたって重量を軽くしたいので電池は抜いてください。ボールも外します。
裏面の滑り止め用ゴムを剥がします。両面テープで張り付けてありますのでピンセットを使うと楽です。綺麗に剥がして再利用していきます。剥がした後に5か所+のネジが出てきます。
ダイソーで買った精密ドライバーでネジを全部外します。
ケースの開け方ですが下の動画の2分44秒あたりを参考にしてみてください。勢いよく開けてケーブルが外れないよう注意してください。もしよろしければチャンネル登録もお願いします。
上部カバー裏のホイール。3点ネジ止めさているので外していきます。
ここのネジはカバー用のネジより小さいので無くさないよう注意してください。ここをしっかり固定できてないと正常に使えなくなります。
黒いカバーを外すとホイールとご対面です。
カバー上部裏面です。この複雑な構造がこのトラックボールの堅牢さの証です。品質の高さが伺えます。
ホイールの片側の軸がロータリーエンコーダーと繋がっており、ここでホイールの回転を認識しています。マウスのスイッチはオムロン製でした。
ホイールのもう片側は固定されておらず、軸のましたにスイッチがあります。ホイールを押し込むと軸のが真下のスイッチを押す構造になってます。
マウスの底部にメイン基盤です。2本のケーブルはそれぞれホイールとボールのサブ基盤に繋がっています。外すことは可能ですが取り付けが面倒なのでつけっぱなしでの作業をオススメします。
このあとホイール部分にブロワーをかけ、細かいホコリを飛ばして清掃は完了です。分解した手順を逆にして組み立てます。
結果
分解清掃した結果不具合が消えました。分解せずにブロアーしても治らなかったのでピンポイントで軸を掃除する必要があったのだと思います。保障が切れてから壊れてしまった場合クリーニングで直せるかもしれません。捨てる前に試してみるのも良いかもしれません。
ご覧いただきありがとうございました。トラックボールも最初に購入した時よりも2000円程値上がりしててビックリしてます。大事に使いたいと思います。
後日談
この記事を書いたのが5月29日ですが、本日6月10日やはり問題が再発しました。本日をもって初号機を破棄。素直に交換品を利用することにします。
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