元不動産管理業務をされていた方から怖い話を聞く機会を頂けることになったため急遽録音の準備を始めることになりました。怖い話については、ここでは書きませんがどこかネットの片隅で発表いたします。
Google pixel 6aには標準で通話と録音する機能がついてません。他機種の一部(galaxy等)では標準装備の物もあるみたいです。pixel 6aの場合スマホアプリで対応できるみたいですので早速ダウンロードしてみました。
追記
android11以降は標準の機能としてスクリーンレコード機能があります。これはスマホゲームの録画や通話の録音等可能です。デバイスの音のみ、マイクから音のみ、デバイスとマイク両方の3通りの記録方法が選べます。ただMP4形式での記録になるためファイルサイズは大きくなります。ストレージを圧迫するため長時間の記録の際は外部のICレコーダーを使うのが無難だと思われます。
【 Android 11から標準装備!】画面録画機能の使用方法や使用上の留意点
アプリを起動させてみたところ様々な権限を渡さないといけないことが分かりました。情報を抜いてくるような悪意のあるアプリか判断がつかないため使用は断念してアンインストール。
代替案としてICレコーダーとスマホをケーブルでつないで録音しようと考えました。
結論から言いますとスマホで会話ができ且つ相手の声は録音できましたがこちらの声は録れませんでした。配線ミスというかやり方が間違ってました。改めて正解は何かと考えた場合に二つ程答えが見つかったので失敗例も含めて紹介していきます。失敗例は不要というかたは正解編にお進みください。
失敗は成功の母なのですよ。
今回使用したモノ
- ヘッドホン
- ヘッドホンをヘッドセットに変換するマイク付きケーブル
- スマホ google pixel 6a
- USB-C⇔3.5mmジャック変換ケーブル(DAC有)ダイソー300円
- イヤフォンスプリッター ダイソー100円
- 4極オス⇔3極メス変換アダプタ
- 3.5mm延長プラグ
- ICレコーダー
実際試してみた配線
ここでは失敗例について解説してます。
成功例はこの次の見だしからになります。
USB-C⇔イヤフォンジャック変換ケーブル(DAC有)300円とイヤホンスプリッター100円になります。ともにダイソーで買いました。DAC無しの変換ケーブルが100円で売ってますが最近のスマホでしたらDAC有でないと利用できないので注意してください。
イヤフォンスプリッターは4極プラグが1つ、4極ジャックが2つの構成になってます。スマホ一台にイヤフォンを二つ繋いでペアで音楽が楽しめるというアイテムです。4極なのでマイク通話も可能です。これを利用すれば3人で会話できることになります。
pixel 6aにはイヤフォンジャックがありません。そのため3.5mmのプラグを差すためにはUSB-Cをジャックに変換する必要があります。写真は変換ケーブルの先にイヤフォンスプリッタを接続した状態です。スプリッタの先でICレコーダーに行くケーブルとヘッドセットに行くケーブルに分岐させることになります。
ICレコーダーは3極ジャックなので念のため途中変換アダプタを仲介させて4極→3極にしてます。試してませんが変換無しでも行けるかもしれません。
ヘッドフォンをマイク付きのヘッドセットに変換するケーブルを仲介させてます。マイクはクリップ式のリベリアマイクになります。プラグは4極で途中マイクとヘッドフォンを繋ぐための3極ジャックに分岐してます。
最終的にこのような配線になりました。
試しにスマホでyoutube視聴してみました。
結果、ヘッドセットで音が聞こえました。ICレコーダーで録音ができました。
当日の私はこれでOKだと思ってしまったのですよ。タイムマシーンがあれば教えてあげたい。
当日夜、約束の時間になり先方から電話が掛かってきて録音の許可を改めて確認して会話が始まりました。
この配線での通話ですが、相手から「音がなんか響くような感じになってますね」と指摘されました。こちら側としては相手の声は正常なのですが自分の声がヘッドフォンから聞こえてくるらしく大変喋りづらかったです。
ICレコーダーへの録音結果ですが、相手の声は無事取れてましたがこちらの声がまったく入ってませんでした。電話終了後にすぐチェックしたので文字起こしする際に会話内容を覚えていたので事なきを得ましたが危なかったです。
なぜ失敗したのか?
自分の声がICレコーダーに入っていないかった理由については以下の通りだと考えます。
マイクから入った声はアナログ信号で伝わっていき変換ケーブルのDACでデジタル処理されます。
この後スマホ内にデジタルデータとして送られるのですがこちらの音声データはスマホからICレコーダーには流れて行かない仕様であったのではないかと思います。
音声データが一方通行だったわけですね。相手の声はデジタルからアナログに変換された後にスプリッターで分岐させるのでヘッドフォン、ICレコーダーにデータを分けることが出来たということになります。
スプリッターで分岐させると音が小さくなったり、音質が劣化しますので注意してください。実際に相手に聞こえる自分の声は聴きづらかったみたいです。
今回の失敗の対処方法としてはICレコーダーにマイクを繋いで自分の声も入れるという方法があります。
幸いZOOM F6とZOOM F3を所有しているので複数のマイク入力は可能です。
でも、手間が…。(解答編へ続く)
解答編!ICレコーダーに通話録音する方法の正解はこの2つ
正解はその1
自室での録音の場合になりますが、より単純な方法で良かったなと後で気づきました。
スマホをスピーカーフォンにして隣にICレコーダーを置く。これで良かったんですよね。なんで難しくして失敗しちゃったんだろうと大変反省した次第です。
正解その2
スピーカーフォンに出来ないケースでの録音についてはこちらのアイテムを使うと良いみたいです。
ソニー コンデンサーマイク モノラル/電話録音用 ECM-TL3
これは片耳用のイヤフォンになりますが、これをICレコーダーに接続してイヤフォン部の外側についているマイクからスマホのスピーカーから出る音と自分の声を両方録音します。
通常通りの電話のしかたで録音できるので便利だと思いますが、マイクとイヤフォンが触れた時のタッチノイズなども拾いそうですね。
同様の商品が他社からも出てました。
OLYMPUS テレフォンピックアップ 通話録音用マイク(携帯電話使用可) TP8
使い方はSony製品と一緒みたいです。
電話取材をする場合はこれらがマスト商品かもしれません。
android用通話録音アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.appstar.callrecorder&hl=ja&gl=US&pli=1
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.starbox.callrecorder&hl=ja&gl=US
上にあげたアプリは比較的評価が高かったモノです。データセーフティで比較すると『All Call Recorder』の方がセキュリティが高そうです。
ただ、どこまでスマホの権限を許して良いのか自身で判断できない場合は、今回のようなアナログな手法がオススメになります。
情報漏洩とか怖いですからね。
まとめ
どれを選べば良いのか?
何を優先するかで決まると思います。以下を参考にしてみてください。
- 自室という条件付きになりますが、手軽さならスピーカーフォン通話の録音。
- 情報漏洩等のリスクや安全性を重視するならば専用の通話録音マイクを使用しての録音。
- 便利さをとるならば専用アプリの使用。スマホだけで完結できる。
通話を記録する重要性について
オレオレ詐欺など電話を使った犯罪が増えています。録音しておけば証拠になりますので自身の財産を守るために怪しい電話にたいしてはきっちり録音しておきましょう。契約や約束事の場合もあとで確認できるので便利だと思います。
何事も事前に準備が必要です。自分は当日慌てて準備して失敗してます。この記事がみなさんのお役に立てれば幸いです。ご覧頂き有難うございました。
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